ネットの投稿で加害者にならないための4つの原則
日常のちょっとした出来事や、外出先での友人との思い出、楽しいイベントでの写真などをSNSやブログに投稿することがあると思います。
しかし、ネット上での不用意な投稿がきっかけで、炎上するなど思わぬトラブルに発展したり、自分自身が加害者になってしまうこともあります。
実際に、仲間同士でふざけあっている写真をSNSに投稿したことがきっかけで、就職先の内定が取り消しになったり、アルバイト先のお店が閉店してしまったりという事件も起こっています。
今回の特集では、何気ない投稿で自分が加害者にならないための心構えを4つの原則として紹介します。
SNSなどのIDとパスワードは、あなたの大切な個人情報です。
どんな理由であっても、他人に教えてはいけません。
ID・パスワードを他人に知られてしまうと、アカウントを乗っ取られ、金銭的な被害に発展する可能性がある上に、あなたになりすまして友人に迷惑行為が及ぶといった危険性もあります。
不用意に自分のID・パスワード教えてしまうと、アカウントを乗っ取られ、勝手にパスワードを変更されてしまう可能性があります。
そして、友人に勝手にメッセージを送られるなどの被害にあう可能性もあります。
たとえ仲の良い友達であっても、他人のアカウントを利用することは、なりすまし行為となり、通常は利用規約などで禁止されています。
不正アクセス禁止法という法律にも違反する行為ですので、自分のかわりにログインするようお願いされても、断らなければいけません。
個人情報を、本人の許可なく勝手にネット上に投稿してはいけません。
ネット上に個人情報を投稿することは、世界中の人に公開することと同じです。
最悪の場合、個人情報を投稿された人が犯罪に巻き込まれる可能性もあります。
本人の許可なく勝手に写真をネット上に掲載することは、友達のプライバシーを侵害することもあります。
本人の写真をネット上に掲載する際は、本人の許可を取ってから投稿するようにしましょう。
芸能人や著名人が「今どこで何をしている」といった情報がインターネット上に公開されると、そこへ大勢の人が殺到してパニックになってしまう可能性があります。
これはプライバシー権の侵害になりかねませんので、気を付けるようにしましょう。
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匿名の掲示板だからといって、悪口を投稿してはいけません。
自分が書かれて嫌なことは、書かないようにしましょう。
また、悪ふざけでの投稿も絶対にやめましょう。
後になって後悔しても、一度ネット上に公開されたものを完全に削除することは非常に困難です。
相手を傷つけるだけでなく、あなたが罰せられる可能性もあります。
匿名掲示板であっても、書き込んだ人物を特定することは可能です。
学校内での対面のコミュニケーションと同じように、ルールやマナーがあることを忘れないでください。
たとえ冗談や悪ふざけでの書き込みであっても、罪に問われる可能性があります。
このような書き込みの後に「嘘です」「本当にはしません」などと書いても、冗談なのかは本人以外誰も判断できません。悪口・悪ふざけの投稿はしないようにしましょう。【関連記事】
楽曲や動画、写真、マンガ、小説など、他人の作品には著作権という権利があります。
この権利は、著作権法という法律で守られています。
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本来、SNSやブログといったソーシャルメディアは、遠方の知人と瞬時にコミュニケーションがとれたり、普段接点のない世界の人と繋がりを持つことができたりと、うまく使えば非常に便利なものです。
しかし使い方を誤れば、簡単に自分が加害者になり、友人や家族など大切な人に迷惑をかけることがあるのです。
ソーシャルメディアをはじめインターネットは、正しく楽しく、そして有効に活用していきましょう。