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特集記事

テレワークで気を付けたい事とは?

テレワークってどんな働き方?

テレワークとは、「tele=離れた場所」「work=働く」を合わせた造語で、従来のような出社を必要とせず、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方です。

自宅を利用する「在宅勤務」。移動中などにパソコンやタブレット、スマホなどを利用して仕事をする、施設に依存しない「モバイルワーク」。勤務地以外のオフィススペースで仕事をする「施設利用型勤務」など、働く場所によって3つに分けられます。

テレワークは、ワーク・ライフ・バランスを実現する方法というだけでなく、地域活性化の推進や環境負荷軽減の観点からも注目を集めています。

セキュリティリスクがあることを知りましょう

テレワークの場合は、自分のパソコンやタブレットを使って仕事をしたいと考えがちですが、私物を業務に用いるのはセキュリティリスクが伴います。
会社から貸与された機器の場合は、セキュリティ対策がとられていますが、個人の場合は十分なセキュリティ対策に対応していないことも考えられ、最悪の場合セキュリティ事故を引き起こしてしまう危険性があります。

TOKAI SAFEなどのセキュリティソフトで、セキュリティ対策をしましょう。
【TOKAI SAFE】

また、公共の場所でWi-Fiに接続する場合は、悪意のある偽のWi-Fiスポットに接続してしまう危険性があったり、物理的なのぞき見による情報漏えいにも気を付けなければなりません。

安全のためにとるべき対策

このような危険性があることをあらかじめ知ったうえで、安全にテレワークを行うためにはどのような対策をとれば良いでしょうか?

1.データの取り扱いについて

業務上のデータを共有するために、USBメモリやクラウドサービスが使われることがあります。
USBメモリに関しては、職場の使用ルールに従い、セキュリティ機能付きのものを利用しましょう。また、盗難・紛失などに十分注意することが重要です。
クラウドサービスの場合は、職場に許可を得たクラウドサービスを使うようにしましょう。
公共の場所では、作業中にのぞき見される危険性もあります。プライバシーフィルターを採用することとあわせて、安全な場所での作業を心掛けましょう。

2.業務に使用する末端機器について

職場で私物末端を使用する許可が出た場合は、セキュリティソフトやアプリを導入して安全性を高めましょう。
OSやソフトのアップデートも小まめに行い、脆弱性を最小限に抑えるようにします。
また、機器自体の盗難や紛失がないように気を付け、データ暗号化など、万一の時の対策も怠らないようにしましょう。

3.ネットワークについて

外部から社内システムにアクセスする場合は、職場が指定するアクセス方法で行いましょう。
公共のWi-Fiを利用する場合は、通信内容を保護するために、必ずVPNを使用するようにしましょう。
自宅から接続する場合は、必要なセキュリティ対策がとられた家庭内ネットワークを使用し、ルーターや繋がっている各機器のIDとパスワードも、初期設定から変更すると安全です。
また、ファームウェアの更新プログラムが提供された場合は、すぐに適用することでセキュリティがアップします。自動更新機能がある機器の場合は、設定をオンにしておくと便利です。

最後に

働く人にとっても、企業にとってもメリットのあるテレワーク。
セキュリティ対策を行い、快適な職場環境でワーク・ライフ・バランスを実現しましょう。