Torブラウザとは、safariやGooglechromeと同じブラウザの一種です。
他のブラウザとは違い、接続元の匿名性を確保しながらWebサイトを閲覧できるのが特徴です。
TorブラウザでWebサイトを閲覧しようとすると、サイトへたどり着くまでに複数の専用サーバーを通ります。その際、通過した各サーバーには、直前に通ったサーバーのIPアドレスが記録されるようになっています。
そのため、閲覧したWebサイトには接続元のIPアドレスではなく、直前に通過したサーバーのIPアドレスが伝えられるため、接続元がどこであるかはわかりません。
複数のサーバーを通るため、他のブラウザより通信速度が遅くなり、またその匿名性から、ダークウェブを閲覧する際に利用されることもあります。
その匿名性や、ダークウェブの閲覧に利用されることなどから、Torブラウザ事態に違法性があるかのように考える方もいるかもしれませんが、違法性はありません。
もともとは、アメリカ海軍で通信を秘匿するために開発されたブラウザです。
このような匿名性を確保できるブラウザが利用されている理由の一つに、国によってはインターネット上の検閲が厳しく、匿名性がなければ情報を探すこともできないということもあります。
Torブラウザは、利用者の身の安全を確保しつつ、さまざまな情報を得るために必要なソフトウェアの一つなのです。