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今話題のChat GPTについての解説

ChatGPTとは?

ChatGPTとは、OpenAIが開発した【自然な会話でやりとりができる】チャットボットです
自然な会話、つまり普段使っている話し言葉での対話が可能であり、日本語にも対応しています。
ChatGPTは有料プランもありますが、アカウントを作成すれば無料でブラウザから利用することができるため、現在は1億人以上のユーザーがいると言われています。
アカウントを新規作成する以外にも、すでに利用しているGoogleやMicrosoftのアカウント、AppleIDでログインすることも可能です。

ChatGPTの使い方

アカウントを作れば誰でも無料で使える

自然な会話でやりとりをするだけで、文章の作成や必要な情報をまとめて教えてくれるなどの優れた機能を持つChatGPTは、Googleなどの既存アカウントを利用する、もしくは新規アカウントを作成すれば、誰でも無料で使うことができます。
少し気になるな…と思ったときに、すぐに使うことができるのも利用しやすい点です。

有料プランが用意されている

無料プランで利用している場合、利用者の多い混雑時には制限がかかり、サービスを利用できない時間が発生することもあります。
しかし、ChatGPTには月額制の有料プランも用意されており、こちらに加入すれば新機能を利用できたり、混雑時でも優先的にChatGPTを利用できるようになります。

こんなメッセージが表示される場合も

ChatGPTを利用しようとした場合に、“ChatGPT is at capacity right now”というメッセージが表示されることがあります。
これは利用者数が多すぎて混雑しているため、一時的に利用が制限されているときに表示されるメッセージです。
あなたのアカウントがブロックされたり、サイトにエラーが発生したなど、問題が発生したわけではありませんので、少し時間を開けて再度利用してみてください。

ChatGPTを利用する場合の注意点

さまざまな情報を元に回答してくれるChatGPTですが、
利用する場合には少し気をつけて置かなければいけない点もあります。

作成された文章に誤った情報が含まれている場合も

ChatGPTは膨大な情報を元に会話をおこなっているため、どのようなジャンルの質問であっても回答することができます。
しかし、会話のもとになっているその情報の中には誤ったものが含まれている可能性も忘れてはいけません。
また、質問への回答に対して、一部正解でないものが含まれることもあるため、【ChatGPTで作成された文章は正しい】と考えるのではなく、かならず内容の精査をする必要があります。

ChatGPTに病気を診断することはできない

病気の診断などの専門的な知識や経験が必要な質問については、はっきりとした答えは出さずに「医療機関への相談」を提案します。
一般的に言われるアドバイス程度であれば回答してくれますが、専門的な診断はできません。

人に危害を加えるための質問はNG

当たり前ですが、ChatGPTへ他人に危害を加える方法などを質問しても、答えてはくれません。また、誹謗中傷や差別発言についても同様です。
危険物の制作方法について質問をしても、専門家への相談などを促されます。

個人情報や機密情報を入力しない

ChatGPTに入力されたデータは、学習データとして活用される場合もあるため、作成された回答内に含まれる可能性も0ではありません。
住所や電話番号などの個人情報や、社外秘とされている情報は入力しないようにしましょう。

すでに悪用が心配されているChatGPT

幅広いジャンルの会話が可能なChatGPTですが、すでにその機能を悪用しようと考えているひともいます。
ChatGPTにフィッシングメールの文面を作成させることで、より低コストかつ大量にメールの作成・送信が可能になります。ChatGPTを悪用することで、メールがより広い範囲に送信され、個人情報の漏えいなどの被害が拡大することも考えられます。
すでに、フェイクニュースの作成やなりすましをするための文章作成、マルウェアの作成なども行われているようです。

最後に

ChatGPTは今も進化を続けており、さまざまな場面で活用されることで、私たちの生活がより豊かに発展していくかもしれません。
しかし、一個人では扱えないような膨大な情報を元に作られた情報にも、どこかに間違いが含まれてしまう可能性があることを忘れてはいけません。
ChatGPTによって作成されたものが正しいかどうか、それを最終的に判断するのは利用する私たちです。