警告画面が表示された場合は、まずその表示があなたが利用しているセキュリティソフトによる本当の警告画面かどうかを判断する必要があります。
利用しているセキュリティソフトとは異なる場合は、無視してそのまま画面を閉じましょう。
画面が閉じられない場合は、タスクマネージャーからの操作や、全画面表示の解除などを試してみてください。
もしも利用しているセキュリティソフトを名乗った警告画面が表示された場合は、本当にウイルスに感染している可能性もあるため、かならず公式のサポート窓口へ問い合わせましょう。
問い合わせは、画面に表示されているURLや連絡先ではなく、別の方法で公式サイトにアクセスし、そこで案内されている窓口で行いましょう。
突然表示された警告画面に従ってしまった場合は、状況に合わせて必要な対処を行いましょう。
■表示されている連絡先へ電話してしまった
→電話番号は伝わっていますが、ここで折り返しがかかってきても無視しておけば、これ以上の被害は防げます。連絡が来ても応答しないようにしましょう。
■支払いや契約後に詐欺であると気づいた
→すでに金銭的な被害が発生している可能性がある場合は、最寄りの警察へ相談しましょう。
■ソフトやアプリのインストールや、遠隔操作を許可してしまった
→インストールしたソフトやアプリをそのままにしておくと、知らない間に操作され、情報を盗まれる可能性があります。
ネット回線を切断した後に指示されてインストールしたソフトやアプリをすべて削除しましょう。
また、ウイルスに感染している可能性もあるため、ウイルスチェックを必ず行いましょう。
■口座番号やクレジットカードなどの情報を入力してしまった
→ご利用の銀行、クレジットカード会社へ早急に連絡し、案内に沿って対応を進めていきましょう。金銭的な被害が発生した場合は、警察への連絡も忘れないように。
また、アカウントIDやパスワードを伝えてしまった場合は、すぐにパスワードを変更し、不正ログインを防ぎましょう。
詐欺被害にあわないためには、
・不審な警告画面が出たら閉じる
・セキュリティソフトを導入する
・自身で導入したセキュリティソフトを名乗る警告画面が表示されたら、まずは公式サイトへ問い合わせる(表示されている場所には連絡しない)
・OSやセキュリティソフトは常に最新の状態に保つ
・遠隔操作の権利を求められても、安易に許可を出さない
サポート詐欺はパソコン利用者の被害が多いですが、スマートフォンでも同じような偽の警告画面が表示される可能性もあります。
「スマホだから大丈夫」とは考えないようにしましょう。