人ではなく、コンピュータが自動で投稿や返信を行う機能をbotと呼びます。
マイクロソフトが開発したbotの「りんな」は、高等学校に通う女子生徒という設定で、その設定に合わせた投稿や、たくさんの人からの問いかけの内容に合った返信をします。さらに、それまでの会話を元に、日々学習もしています。
様々な人との会話のやり取りをデータとして蓄積し、会話の流れを学習することで、スムーズなやり取りができるようになっているのです。
ソフトバンクから発売されているロボットの「Pepper」も人工知能を搭載しています。
設計にあたり、人との対話が可能な限り自然で直感的になるように考慮された「Pepper」は、搭載されているセンサーやカメラを使い、会話している人の声や表情、ボディーランゲージや使っている言葉を認識し、人の感情を分析・理解してその人の感情に合わせた行動を行います。
分析した人間の感情もデータとして蓄積され、様々な表現を学習していきます。
他にも、客席の画像を元に、空席状況をリアルタイムで確認するシステムや、スマートフォンに話しかけることで検索や入力のできる音声認識機能、そしてセンサーで周囲の状況を認識・判断し、運転手を支援する自動車の自動運転技術にも、人工知能は利用されています。