知っていましたか?スマホトラブルとその防止策
みなさんは「ワンクリック詐欺アプリ」をご存知ですか?
「ワンクリック詐欺アプリ」とは、スマートフォンアプリで、「アダルト系の動画が無料で見放題」などと謳っており、動画を見ようとすると高額な料金を請求される最近の詐欺の手口です。
セキュリティ会社のシマンテックの発表によると、2013年8月に1,000 個近くの詐欺アプリがAndroidの公式マーケットであるGoogle Playから公開されていることが確認されました。実に1日30個以上の詐欺アプリが公式マーケット上で公開されたのです。
詐欺アプリをダウンロードしてしまうと、その他にも電話番号や位置情報が流出してしまう等の被害につながる恐れがありますので気を付ける必要があります。
スマホには、様々な危険が潜んでいます。
今回は家族で安心してスマホを利用するためのポイントを紹介します。
今では、大人はもちろん子どもがスマホを持つ割合が増えました。
内閣府が行った調査によると、子供でスマホの所有者が急増しており、「高校生では半数以上」、「中学生でも4人に1人の割合」を占めることが分かりました。
出典:内閣府「平成24年度 青少年のインターネット利用環境実態調査 調査結果(速報)」
子どもに携帯電話やスマートフォンを持たせるときは、ただのプレゼントやご褒美としてではなく、「何のために必要なのか」「どのように使うのか」を話し合うことが大切です。
「緊急連絡」「(GPSによる)所在確認」「防犯」「学習のための調べ物」といった利用目的を、あらかじめ子どもと話し合って決めておく、などが有効です。
子ども自身に「携帯電話やスマートフォンを持つ必要性と責任」を自覚させるために、インターネットの特徴や有害情報などの危険性、個人情報を守る必要性などを説明し、本人に危機意識を持たせるようにしましょう。
最初のうちは、子どもの携帯電話などの利用を保護者が見守りながら、子どもがインターネットを利用する際のマナーや安全に利用するための知識を身に付けられるようにしましょう。
子どもが、携帯電話やスマートフォンで上手にインターネットを活用できるようにするために、家庭のルールをつくりましょう。ルール作りは保護者の一方的な押しつけではなく、子どもと一緒になってルール作りの必要性から、利用目的や利用場所・時間帯を話し合って決めることが大事です。
スマホは、3G回線やLTEなどの携帯電話会社の提供する回線に加えて、無線LAN経由でもインターネットに接続できます。またWebブラウザだけではなく、アプリを起動することでインターネットに接続することができます。そのためスマホには、無線LAN接続時・アプリ起動時にも有効となるフィルタリングサービスの導入が不可欠です。
スマホを子どもに使わせる場合は、携帯電話会社やフィルタリングソフト事業者などが提供するフィルタリングアプリや機能制限アプリ(※)をあらかじめインストールしておきましょう。これらのサービスは、子どもの学齢に応じたレベル設定や、カテゴリー別の閲覧可否の選択が可能です。携帯電話会社が無料で提供しているサービスもありますので、安心安全なスマホの設定について、販売店に相談することをお奨めします。