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特集記事

知っていましたか?スマホトラブルとその防止策

8月に公式マーケットで詐欺アプリが1日30個以上公開された!?

みなさんは「ワンクリック詐欺アプリ」をご存知ですか?

「ワンクリック詐欺アプリ」とは、スマートフォンアプリで、「アダルト系の動画が無料で見放題」などと謳っており、動画を見ようとすると高額な料金を請求される最近の詐欺の手口です。

セキュリティ会社のシマンテックの発表によると、2013年8月に1,000 個近くの詐欺アプリがAndroidの公式マーケットであるGoogle Playから公開されていることが確認されました。実に1日30個以上の詐欺アプリが公式マーケット上で公開されたのです。

詐欺アプリをダウンロードしてしまうと、その他にも電話番号や位置情報が流出してしまう等の被害につながる恐れがありますので気を付ける必要があります。

■怖いのは詐欺だけではない!スマホの落とし穴

  • スマホを外出先の知らない無線LANに接続したら、個人情報が流出してしまった
    公衆無線LANなど誰でも接続できるアクセスポイントの中には、不正な目的で設置されているものがあり、通信内容が窃取される恐れがあります。通信内容が窃取されると、名前や電話番号などの個人情報が盗まれて悪用されたり、クレジットカード番号が盗まれて多額な請求を受ける恐れがあります。
  • スマホで写真をSNSに投稿した結果、自宅住所が特定されてしまった
    スマホのカメラ機能で写真データの位置情報をオンにしたまま撮影すると「○○県○○市で撮影」といった撮影場所情報も記録されます。その写真をSNSなどに投稿すると、撮影場所情報まで投稿されるため、自宅の住所が特定される恐れがあります。

スマホには、様々な危険が潜んでいます。
今回は家族で安心してスマホを利用するためのポイントを紹介します。

家族で利用が広がるスマホ。高校生は半分以上がスマホを利用。

今では、大人はもちろん子どもがスマホを持つ割合が増えました。

内閣府が行った調査によると、子供でスマホの所有者が急増しており、「高校生では半数以上」、「中学生でも4人に1人の割合」を占めることが分かりました。

出典:内閣府「平成24年度 青少年のインターネット利用環境実態調査 調査結果(速報)」

トラブルを防止する3つのポイント

子どもにスマートフォンを持たせる目的を明確に

子どもに携帯電話やスマートフォンを持たせるときは、ただのプレゼントやご褒美としてではなく、「何のために必要なのか」「どのように使うのか」を話し合うことが大切です。

例)

・利用目的を決める

「緊急連絡」「(GPSによる)所在確認」「防犯」「学習のための調べ物」といった利用目的を、あらかじめ子どもと話し合って決めておく、などが有効です。

・危険性を理解させる

子ども自身に「携帯電話やスマートフォンを持つ必要性と責任」を自覚させるために、インターネットの特徴や有害情報などの危険性、個人情報を守る必要性などを説明し、本人に危機意識を持たせるようにしましょう。

・知識を身に付けさせる

最初のうちは、子どもの携帯電話などの利用を保護者が見守りながら、子どもがインターネットを利用する際のマナーや安全に利用するための知識を身に付けられるようにしましょう。

親子で話し合って、家庭のルール作りを

子どもが、携帯電話やスマートフォンで上手にインターネットを活用できるようにするために、家庭のルールをつくりましょう。ルール作りは保護者の一方的な押しつけではなく、子どもと一緒になってルール作りの必要性から、利用目的や利用場所・時間帯を話し合って決めることが大事です。

家庭のルールの具体例

  • 困ったときにはすぐに相談する
  • 利用する時間を決める
  • 利用する場所を決める
  • 暗証番号は親が管理する
  • サイトに登録する場合は事前に親に相談する
  • お金がかかる場合は事前に相談する
  • 名前や顔写真、学校名などは書き込まない
  • 知らない人のメールに返信しない
  • 他人の悪口を書き込まない
  • 月に1度、利用状況を保護者と確認する
  • ルールを破ったら、一時利用禁止とする

無線LAN接続・アプリ起動にも有効なフィルタリングを活用する

スマホは、3G回線やLTEなどの携帯電話会社の提供する回線に加えて、無線LAN経由でもインターネットに接続できます。またWebブラウザだけではなく、アプリを起動することでインターネットに接続することができます。そのためスマホには、無線LAN接続時・アプリ起動時にも有効となるフィルタリングサービスの導入が不可欠です。

スマホを子どもに使わせる場合は、携帯電話会社やフィルタリングソフト事業者などが提供するフィルタリングアプリや機能制限アプリ(※)をあらかじめインストールしておきましょう。これらのサービスは、子どもの学齢に応じたレベル設定や、カテゴリー別の閲覧可否の選択が可能です。携帯電話会社が無料で提供しているサービスもありますので、安心安全なスマホの設定について、販売店に相談することをお奨めします。

  • ※子どもの発達段階に応じてアプリのダウンロードや起動を制限するもの

携帯電話会社提供のスマホ向けフィルタリングサービス