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ケーススタディで学ぶ インターネット安心安全ガイド

特集記事

AIへの期待と不安と対策

AIを使いたいけど安全?

メールや資料の作成、ちょっとした相談事など、さまざまな場面で活躍するAI。
しかし、便利ではあるものの、AIに入力した個人情報の流出などに不安を感じている人も多いようです。

今は子どもたちもAIを利用するようになっているため、子どもが安心して利用できるツールはどれなのかを保護者の皆さんはかなり気にしています。

そして、最近はAIを悪用した詐欺も横行しており、AIに関する情報には進化への期待と不安が混在している状況です。

AIを使うときの不安と対策

AIを使うときに思い浮かぶ不安な部分といえば、『AIに入力した情報が外部流出しないか』という部分ではないでしょうか。

不正アクセスなどによる流出も考えられますが、そもそもAIに入力された情報は学習データとして再利用されることがあるため、あなたが入力した個人情報が第三者の回答に混ざる可能性があり、思わぬところで情報の流出が起こってしまうことが考えられます。

メールや資料の作成で入力した仕事内容や、相談するために入力した個人情報など、これらの情報が外部に漏れてしまったら取り返しがつきません。

こういった不安やトラブルを解消するためには、

■住所や電話番号、マイナンバーなどの詳細な個人情報を入力しない
■履歴の残らない設定を利用する
■第三者に閲覧されて困るもの(社外秘の情報など)は入力しない

というような、「外部に出たら困る情報は入力しない」というのが基本的かつ確実な対策方法です。

AIを悪用した詐欺とは

近年、AIが進化したことで詐欺行為に悪用されるようになり、昔とは比べ物にならないほど見抜くのが困難になっています。

顔や声を複製するディープフェイク詐欺

友人や家族、有名人の顔や声を偽造して「急に必要になったからすぐに振り込んでほしい」などと言って金銭を振り込ませる方法です。写真だけではなく、ビデオ通話でも見分けがつかなくなりつつあるため、「顔を見たから大丈夫」「会話したから大丈夫」とは言えなくなってきています。

より進化したフィッシング詐欺

昔から存在している企業になりすまして偽サイトへ誘導する手口ですが、以前は文章の不自然さが目立つなど、本物のメールと見分けることは難しくありませんでした。
しかし、最近はAIを使うことでより自然な日本語の文章で構成されており、本物のメールと見分けがつかなくなっています。

「絶対に儲かる」SNS投資型詐欺

SNSの広告から誘導されるパターンが多いこの手口は、AIで作成された有名人の写真や動画を使用することで、まるでその人が推薦しているかのように見せていることがあります。
さらに会話の中で、「AIを使うことで自動的に儲けが出る」「必ず儲かる」「あなたになら教えてもいい」などと言葉を巧みに操って被害者を参加するように誘導します。

さまざまな手口でAIを使用することで、今まで見えていた文章の違和感をなくし、有名人や知り合いの顔や声を作成して信頼させ、みなさんの金銭を狙う詐欺が行われています。
一昔前であれば不自然な点から見抜くことも容易でしたが、今はビデオ通話で話しても見抜けないこともあるほど、AI生成の技術は進歩しています。
騙されないためにも、

■「今すぐ振り込んで欲しい!」など、決断や行動を急かされてもその場で決定・行動しない。一度電話を切り、考える時間を確保する

■メールなどに記載されたリンクは安易にクリックしない。情報を確認したい場合は、記載されたリンクを使わずに、公式HPなどから確認する

■有名人がおすすめしていても、公式からの発表がないものはAI生成を疑う。「必ず儲かる」「あなただけ特別」などの甘い言葉を信用しない

最後に

AIは使い方次第で生活をより豊かにしてくれるツールです。入力する内容やルールを確認しながら正しく活用していきましょう。

また、日常のあらゆる場面に溶け込み始めたAIですが、同時に悪用する人々によってさまざまな場面に見えにくい危険も潜むようになりました。

被害に合わないためにも、最新の情報を確認しつつ、セキュリティソフトなどを活用し、自身の情報と財産を守っていきましょう。