最新の統計や検挙事例からは、AIがどのように悪用されているのかが見えてきます。
大手通販サイトや銀行を装った偽サイトの作成に、AIが利用されています。
実際の検挙事例では、AIに指示を出すだけで高度なプログラムやデザインが生成されており、ITの専門知識がなくても巧妙な偽サイトを作れる状況になっています。
著名人の画像や音声をAIで加工し、投資を呼びかける偽広告に悪用するケースも確認されています。
また、実在する児童の画像を悪用した児童ポルノのうち、約2割にAI技術が使用されていたことも報告されています。
SNS型投資詐欺やロマンス詐欺では、最初の接触や信頼関係の構築にAIが使われる懸念も高まっています。
AIは疲れることなく、何千人もの相手と同時に自然なやり取りを続けられるためです。
SNS上での「闇バイト」募集の増加も深刻です。
令和7年には、14,000件以上の募集情報が確認されています。
AIが巧妙な犯行マニュアルや指示文を作成し、闇バイトで集められた実行犯がそれに従う、といった「犯罪のシステム化」も進みつつあります。