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ケーススタディで学ぶ インターネット安心安全ガイド

特集記事

意外と知らないコンピュータウイルスのはじめて講座 vol.2

コンピュータウイルスはどうやって感染するの?

例えばこんな経験はありませんか?

  • ・知らない人から届いたメールに、ファイルが添付されていた。
  • ・ホームページを閲覧中に「ウイルスに感染しています」という警告メッセージ が表示された。

上に挙げた2つは、何気なしにファイルや警告メッセージを開いてしまうことで、ウイルスに感染してしまう事例です。
見慣れないファイルやメッセージには、悪意のあるプログラムが含まれている可能性があるので、極力開かないようにしましょう。

前回の特集では、コンピュータウイルス(以下ウイルス)の定義や歴史、その種類や感染症状の一部などを解説しました。今回の特集では、ウイルスがどこからやってきてどのように感染してしまうのか、その具体的な経路についてご紹介します。

知っておきたい感染経路

ウイルスの感染経路で最も多いのは、メールです。

<感染するシチュエーション>

  • ・メールに添付されたファイルを開く
  • ・メールの本文に書かれたURLをクリックし、ウイルスが仕掛けられたホームページに誘導されてしまう

さらに、HTMLメールの場合、メールを開くだけでウイルスに感染する可能性があります。

続いて、注意したい感染経路は、ファイルのダウンロードです。

<感染するシチュエーション>

  • ・無料動画サイトや出会い系サイト、アダルトサイトで動画をダウンロードする
  • ・ファイル共有ソフトを利用してゲームなどをダウンロードする

さらに、ホームページを開いただけでウイルスに感染してしまう事例もあるので、怪しいホームページは要注意です。
その他にも、ウイルス感染には以下のようなケースもあります。

  • ・USBメモリをコンピュータに差し込んで感染
  • ・家庭内の無線LANネットワークを通じて別のコンピュータから感染
  • ・スマートフォンのアプリをダウンロードして感染

あなたは大丈夫? ウイルス感染危険度チェック10項目

日常でコンピュータやインターネットを利用する際に、いろいろなシチュエーションでウイルス感染の危険が潜んでいることをご紹介しました。

自分がどれだけウイルス感染の危険にさらせているか、下記のチェック表でウイルス感染危険度を確認してみましょう。

ウイルス感染危険度チェック表

  1. 1) 知らない人からきたメールの添付ファイルをそのまま開いていませんか?
  2. 2) 知らない人からきたメール本文のURLをクリックしていませんか?
  3. 3) HTMLメールのスクリプトを自動的に実行する設定にしていませんか?
  4. 4) メーラーの設定でプレビュー表示を有効にしていませんか?
  5. 5) 無料動画サイト・出会い系サイト・アダルトサイトなどを見ていませんか?
  6. 6) 突然見慣れないウイルス感染の警告が表示されたことはありませんか?
  7. 7) 複数のコンピュータを無線LANで接続していませんか?
  8. 8) USBメモリを差し込んですぐに中のファイルを開いていませんか?
  9. 9) パソコンにファイル共有ソフトがはいっていませんか?
  10. 10) スマホのアプリを公式マーケットではないところからダウンロードしていませんか?

いかがでしょう。あなたはいくつあてはまりましたか?

あくまでウイルスに感染する機会にどれだけ触れているかのチェックなので、たとえ1個もあてはまらなかったとしても、決してそれで安心というわけではありません。

次回の特集で、具体的なウイルス感染の予防策と感染してしまった時の対応策についてご紹介します。

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