意外と知らないコンピュータウイルスのはじめて講座 vol.3
ある日、Aさんのパソコンに「旅行の写真を送ります」というタイトルのメールが届きました。
中を開くと、一通の画像ファイルが添付されていることに気付いたAさん。
友人と一緒に旅行に行った翌日のことだったので、てっきりその時の写真だと思ってファイルを開いてしまったのです。
すると、不可解なことに、その日から覚えのないプログラムが勝手に起動するようになりました。
パソコンを再起動しても直らないため、困り果てたAさんは友人に電話で確認。
その結果、このメールは友人が送ったものではないことがわかったのです。
ある日、Bさんがスマホでネットサーフィンをしていたところ、アダルト動画の無料アプリを見つけました。
よく考えず、興味本位でダウンロードをしてしまったBさん。
すぐにアプリを起動してみたところ、突然料金請求画面が表示され、ブラウザを閉じてもしばらくすると同じ画面が表示されるようになりました。
また、スマホのSMS(ショートメッセージサービス)でも、料金督促のメールが頻繁に届くようになってしまったのです。
@T COM(アットティーコム)では、サポートサービスFOR YOU(フォーユー)をご提供しております。ウイルスに感染した際のお問い合わせも含め、お客様の「お悩み」や「ご不明な点」を親切・丁寧に専門スタッフがおこたえします。
ウイルス感染を未然に防ぐためには、まず環境を整備することが重要です。
ここでは一般の家庭で必要な対策についてご紹介します。
ウイルスが仕込まれたサイトなど、パソコンに悪影響を及ぼすサイトを避けるためには、ウイルス対策ソフトによる予防は必須です。
ウイルス対策ソフトの更新を怠っていては、対策が万全とは言えませんので、常に最新版にアップデートすることが重要です。
スマホ(Android)でも、ウイルス対策ソフトのアプリが各社より提供されています。
@T COM(アットティーコム)ではご利用の機器をまとめて守るシマンテックオンラインサービスを提供しております。
Windows、Mac、スマホ(Android)にまで、多岐にわたって対応可能。
1ライセンス3台までご利用いただけます。
ウイルスの感染経路で最も多いのは、メールです。
パソコンやスマホに無差別に送られるスパムメールの受信を拒否したり、怪しいメールを専用のフォルダに振り分けるサービスが、インタ―ネットサービスプロバイダーや携帯電話事業者各社から提供されています。
メールを送受信する際に、ウイルスをチェックするサービスもインタ―ネットサービスプロバイダーやウイルス対策ソフトのオプションなどで提供されています。
@T COM(アットティーコム)ではスパムメールなどの迷惑メールの受信を防止する迷惑メールガード、メール送信・受信の両方でウイルスチェックをするメールウイルスチェックサービスを提供しております。
WindowsやAndroidなどのOSやブラウザなどのアプリを提供しているメーカーでは、セキュリティ上の問題を修復するための更新プログラムを頻繁に提供しています。
これらのアップデートを随時実行することで、ウイルスの感染を未然に抑えることができます。
Windows Updateやご利用のウイルス対策ソフトなどの信頼できるツールを介して「更新プログラムの利用が可能です。」といったメッセージが表示された際には、必ず更新を行ってください。
ウイルス対策ソフトを完璧に揃えて、OSやアプリも最新であればそれだけで安心、というわけではありません。
パソコンやスマホなどのコンピュータを扱う際に、最低限気をつけなければならないポイントをご紹介します。
せっかく迷惑メールフォルダに振り分けられていても、そのメールの添付ファイルやリンクを開けば、ウイルスに感染する可能性があります。
知らない人から届いたメールはとにかく無視をすることが一番です。
ファイル共有ソフトとは、インターネットを通じてファイルを不特定多数で共有することを目的としたソフトウェアで、ファイル交換ソフトとも呼ばれています。
不特定多数のユーザーが自由にファイルを公開することができるため、 別のファイルに偽装するなどの方法でいつの間にかウイルスを実行させられてしまうことがあります。
ウイルスに感染して個人情報を外部に漏洩してしまった事例なども多数ありますので、ファイル共有ソフトは利用しないようにしましょう。
パソコンにUSBメモリーを差し込み、いきなりファイルを開くと、それだけでウイルスに感染してしまうかもしれません。
ファイルを開く前にお持ちのウイルス対策ソフトを起動し、ご自身でウイルススキャンを行ってください。
スマホの個人情報や位置情報を抜き取る不正アプリは、非公式のマーケットに多く存在します。
またGoogle PlayはAndroidの公式のマーケットですが、一部で不正アプリの存在が確認されていますので、SoftBankの「メニューリスト」、NTTDoCoMoの「dマーケット」、KDDIの「auスマートパス」などの携帯電話事業者が運営する公式マーケットを利用することをお奨めします。
アプリがスマホのどの情報にアクセスするのか、ダウンロード時に表示される「アプリの権限」ページで項目を必ず確認するようにしましょう。
アプリの機能に直接関係ない不自然な項目へのアクセス許可を求められた場合には、そのアプリのインストールを中止して下さい。
3回に渡ってウイルスの特集記事をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
メールやホームページ、オンラインゲームやスマホアプリ、インターネットを経由して利用するサービス全てに、ウイルス感染の危険は潜んでいます。
ご紹介したウイルス感染経路や予防策を忘れずに、安全で快適なインターネットライフをお楽しみ下さい。