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ケーススタディで学ぶ インターネット安心安全ガイド

特集記事

年末年始休暇に向けて、セキュリティ対策は万全に!

普段と違う状況だからこそ注意が必要

今年も残すところあとわずか。
年末年始に長期休暇を取るという方も少なくないかと思います。
長期休暇中は、自宅パソコンにほとんどアクセスしない状況になる方や、SNSでのやり取りや、家族や友人と出かけた先での投稿が増える、という方もいるのではないでしょうか?
普段と違う休暇中だからこそ、パソコンのアクセス回数が減ったことで、ウイルス感染や不正アクセスの被害が起きた際に対処が遅れてしまう場合や、普段よりも多いSNS投稿で思わぬ被害が発生する可能性があります。
楽しい休暇を過ごすためにも、家庭で気を付けるべきことを確認して、対策を行いましょう。

偽警告に注意!

その警告は偽物かも!?

ウェブサイトの閲覧中に、突然ウイルスを検出したという警告で不安を煽り、電話をかけさせてサポート契約に誘導するという「偽警告」という手口があります。
長期休暇中は、様々なサイトで相談可能な窓口が休止となっている場合があるため、具体的な手口と対処方法を確認して被害に遭わないように注意しておきましょう。

■関連過去記事「ウイルスの検出を音声で警告!?

外出先でのSNS投稿で気を付けること

その投稿で自宅が危険にさらされるかも!?

SNSで「〇日から〇日間旅行に行ってきます!」「今は遠く離れた〇〇にいます」等、旅行の計画や、居場所の特定できる投稿をすると、「この期間は自宅にいません」「しばらくは自宅に戻れません」と公表していることになり、不在を狙った空き巣に狙われる可能性があります。具体的な旅行の日程や、旅行中の居場所が特定できる投稿は行わないようにしましょう。

■関連記事「家族旅行の写真をSNSにアップしても大丈夫?

SNSのやりとりによるトラブルに注意

SNSで知り合った見知らぬ人とのトラブルが発生することも

長期休暇になり、子供たちのスマートフォンの利用時間も多くなることから、SNSで知り合った人物との接触や、プライベートな写真を要求されるがまま送信してしまう等、トラブルに巻き込まれることもあります。
SNSで知り合った人物に、子供だけで会わない、他の人に見られて困る写真やデータは、誰にも渡してはいけないと伝えましょう。

■関連記事「青少年のネット利用に潜む危険

長期休暇明けに忘れずに対応してほしいこと

楽しい長期休暇が終わって普段通りの生活に戻る際に、まずは以下の対応を忘れずに行いましょう。
これらの対応を怠ると、トラブルに巻き込まれる可能性が高くなってしまうかもしれません。

修正プログラムの適用

長期休暇中に、OSや各種ソフトウェアの修正プログラムが公開されている場合があります。休暇明けには、まず修正プログラムの有無を確認して、必要に応じて修正プログラムを適用しましょう。

セキュリティソフトの更新

長期間電源を切っていたパソコンはセキュリティソフトに登録されているウイルスの情報が、最後にパソコンを使用した際に更新された、少し古い状態になっている可能性があります。
ウイルスは日々進化を続けているため、1度の更新を怠るだけでも、トラブルに巻き込まれる危険度が上がります。休暇明けのメール送受信や、ウェブサイト閲覧前にセキュリティソフトを更新し、最新の状態にしてから使用するようにしましょう。

最後に

年末年始はイベントも多く、たくさんの思い出を作る機会にも恵まれていると思います。 楽しい長期休暇を過ごし、いい思い出を残すためにも、トラブルを呼び込まないよう、自分でできる対応をしっかりと行いましょう。