安全なソーシャルゲームの楽しみ方
ソーシャルゲームとは、インターネットを通じてできるゲームのことです。
主にソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上で提供され、友人またソーシャルゲームを通じて知り合った仲間同士でアイテムを交換したり、協力してゲームを進めるなどができる、等の特徴があります。
コンピュータエンターテインメント協会(CESA)は、「2012CESAゲーム白書」の中で、ソーシャルゲームの参加率をまとめており、年齢および男女別で最も利用率が高いのは、10代後半(15~19歳)女性で34.2%、次いで10代後半の男性(29%)と紹介しています。
中高生の3人に1人はソーシャルゲームを利用しているのが実態です。
多くの利用者は、無料の範囲でゲームをプレイしていますが、ゲームを有利に進められるアイテム、希少なアイテムは有料で販売されていることがほとんどです。
課金をすることでアイテムを手に入れて友人よりも優位に進められるケースなどもあります。
アイテム等の購入には、SNSサービスでの課金(コイン等)が必要で、一般的には以下のような方法があります。
急速に流行しているソーシャルゲームですが、使い方に気をつけなければ、以下のようなトラブルにつながる可能性があります。
ソーシャルゲーム上でのトラブルを防止するための第一歩は、何よりまず家族で話あって、家庭のルールを作ることです。
普段どんなゲームを利用しているのかを唐突に詮索したり、利用を禁じたりするのではなく、まずは子供が利用しているサービスを理解することから始めてみてください。
ソーシャルゲームを安全に楽しむためのポイントを4点ご紹介します。
ソーシャルゲームの課金は、電子マネーなどのプリペイドカード購入であれば、先払いなので子供のおこづかいの範囲で買うことができます。
また、ケータイのキャリア課金の場合、利用者の年齢登録が正しければ、年齢に応じて課金に上限ができる仕込み等もあります。
RMTは、ほとんどのオンラインゲームサイトで利用規約に違反するものとして禁止されております。
どんなにほしいアイテムがあっても、禁止されている行動をとってはいけないことを理解させましょう。
最近では、出会い系サイトよりも、SNSやソーシャルゲームで知り合った人から誘い出しや脅迫を受ける事件が多くなっています。
知らない人に個人情報を教えたり、直接会ったり、写真を送ったりすることは非常に危険だということを正しく認識させましょう。
IDとパスワードの管理について、以下のようなルールを設けましょう。
不正アクセスの詳細は こちらの特集でも取り上げています。
ソーシャルゲームは、ゲームだけでなくゲームを通じた知り合いとの交流までできる楽しいものですが、上で挙げたルールを守りながら、ゲームのやり過ぎにも注意して安心安全に楽しむようにお子さんに声を掛けてみましょう。