今人気のフリマアプリを安全に利用するための注意点
Aさんはフリマアプリで自分用の洋服を購入しました。
ところが、商品説明には【美品】と記載されていたものの、実際に手元に届いた商品は明らかな汚れがあり、とても美品とは言えない状態でした。
出品者に「商品説明には美品と書いてあったなのに、汚れがありました。送り間違いではないでしょうか?」とメールで確認を取ったAさんですが、返ってきた返事は「間違っていません。少しの汚れでそんなことを言われても困ります。」というものでした。
どうすればAさんはこのようなトラブルに遭わずにすんだのでしょうか。
これはスマホアプリの商品説明と実際の商品の状態が異なっていたために起こったトラブルの一例です。
フリマアプリは手軽に商品が出品・購入できる点で便利ですが、出品者と購入者の間でトラブルが起こることも少なくありません。
商品説明欄や画像では分からないこと、不安や疑問に思ったことは事前に質問したり、また怪しと思った場合は入札しない等で、無用なトラブルを避けられる可能性があります。
商品の状態は何と書かれているか、商品説明は十分か、商品に汚れやダメージはないか?疑問に思ったことは質問し、不明点をきちんと解消してから購入することが楽しくフリマアプリを利用するコツです。
スマホの利用者が急増した昨今では、スマホで簡単にモノを売ったり買ったりできるフリマアプリが人気を集めています。
フリマアプリでは、フリーマーケットのように自分の持ち物を気軽に出品・購入できます。
また、オークションと異なり、最初に出品者が決めた価格での取引ができるのも特徴の1つです。
以下は、代表的なフリマアプリでの出品と購入手順です。
※フリマアプリで一般的に利用されているエスクローと呼ばれる仕組みです。
「料金を払ったのに商品が届かない」というトラブルを避けるために、商品代金をいったんアプリ運営者が預かり、購入者が商品を受け取った後に出品者へ代金が支払われます。
誰でも気軽に始められるフリマアプリですが、時には以下の様なトラブルに巻き込まれてしまう事もあります。
商品が届いたにもかかわらず、購入者が受取評価を行わないため、商品代金が受けとれないというトラブルも発生しています。
購入者に連絡しても評価してもらえない場合は、そもそもこちらからのメッセージを読んでいるか確認する為にも、アプリ運営者へ問い合わせを行いましょう。
場合によっては、運営側が強制的に受取評価をしてくれることもあります。
この場合は、アプリ運営者へ相談しても「当事者同士話し合いでの解決をお願いします」と言われるケースが多いようです。
購入者との話し合いでどうしても解決しない場合は、消費生活センターへ相談することをお勧めします。
アプリ運営者が定める利用規約にはないルールを出品者が勝手に作り、そのルールを守らずに購入申請した人は商品を販売してもらえない、というトラブルが起こっています。
事前に出品者情報を確認するのもトラブル回避の手段の一つです。
出品者の情報を事前に確認し、独自ルールを強制する出品者とわかった場合は、購入申請を避けるのが賢明です。
配達記録からの追跡ができない発送方法だった場合、また相手から追跡に必要な情報を教えてもらえない場合は、本当に商品が発送されているのか、購入者には確認ができません。
どういった方法で解決するのか(運送会社へ調査を依頼する、郵便事故の場合の返金についてなど)結論が出ないうちは、受取評価を行わないようにしましょう。
誰でも手軽に始められるフリマアプリですが、今回紹介したようなトラブルに巻き込まれる可能性があるのも事実です。
安全で快適に、そして何よりも自分自身が出品や買い物を楽しめるよう、ルールとマナーを守って利用しましょう。