さまざまな方法で見分けにくいように作成される偽メールですが、感染被害を防ぐためにはどのようなことに気をつければいいのでしょうか?
もしも圧縮されたパスワード付きファイルを開いたり、URL先からデータをダウンロードしたとしても、「コンテンツの有効化」のボタンを押さないようにしましょう。
EMOTETに感染してしまうのは、データ内に仕込まれたマクロを実行してしまうことが原因です。
そのため、現在はデータをダウンロードした後でも、マクロを実行するために必要な「コンテンツの有効化」を行わなければ、感染を防ぐことができます。
また、導入しているセキュリティソフトによって不審なデータだと判断され、ダウンロードしたデータを開く前に警告が表示される場合もあります。その際も警告を無視するような行動はとらないようにしましょう。
また、仕事用の端末で不審なデータをダウンロードしてしまったり開いてしまった場合は、セキュリティ担当者や上司に報告しましょう。
知人からのメールや、業務上で過去にやり取りしていた相手からの返信メールに記載されているURL先であっても、データのダウンロードを促される場合はいったん確認する時間を取りましょう。
本当にそのやり取りにデータをダウンロードする必要があるのか、そもそもメール内に不審な個所はないかを確認しましょう。
少しでもおかしな部分があれば、ファイルの実行やダウンロードは行わずに、上司やセキュリティ担当者に相談しましょう。