では、実際にフィッシング詐欺に騙されてしまった場合、どのような対処をすればいいのかをパターンごとに解説していきます。
メールやサイトを開いた段階では、まだあなたの情報が盗まれている可能性が低いため、落ち着いて内容を確認しましょう。
そして、メール内のリンクやサイト内のページに間違えてアクセスしないように、メールは削除し、開いたサイトはそのまま閉じてしまいましょう。
誘導された先でクレジットカードを情報を入力してしまった場合は、速やかにカード会社に連絡しましょう。
不正利用を防ぐためにも、素早い対応が必要となります。
カード会社へ事情を説明し、あなたがやるべきことなどを確認しましょう。
すでに不正利用されてしまった場合は、カード会社への連絡と合わせて、警察への連絡も行いましょう。
銀行の口座番号やパスワードなどを入力した場合も、まずは銀行へ連絡し、どういった情報を入力してしまったかを伝え、銀行の指示に従って暗証番号の変更など、被害を防ぐための対応を行いましょう。
自宅住所や普段使用している電話番号を入力してしまった場合、その情報を元に「漏洩したあなたの情報を削除できます」などといった不審な電話やメールが届く可能性が考えられます。
あなたの情報が漏洩していることを把握している人物からの提案には乗らず、すぐに消費生活センターに相談しましょう。
WebサービスのIDやパスワードを入力してしまった!
アカウントIDやパスワードを入力してしまった場合は、すぐにIDやパスワードを変更しましょう。変更が間に合えば、不正ログインを防ぐことができます。
もしも、IDやパスワードなどを他のサイトでも使用していた場合は、同じID・パスワードを利用しているサイトすべてで変更作業を行いましょう。
IDやパスワードを使い回していると、こういったトラブルが発生した際に被害が拡大してしまうため、同じものを使い回すことはやめましょう。