友人や恋人、家族など、信頼している相手とパスワードやアカウントの情報を共有している、デジタルプライバシーの境界線があいまいな状況では、いったいどんなトラブルが発生する可能性があるのでしょうか。
情報を共有する人数が増えれば、それだけ情報が漏れてしまう可能性も高くなります。
自分以外に共有した情報は、今どういう状態で管理されているのか確認することは難しく、知らない間に自分の大切な情報が公開されている可能性も0ではありません。
恋人と別れたり、友人と喧嘩して相手を憎むような状況になってしまったり…。
そうなると、あなたの大切な個人情報を、あなたを憎む相手が所持しているという状況になってしまい、共有していた情報がどのように扱われるかわかりません。
互いに共有していたアカウントやパスワードを使って、相手の行動を監視する、あなたのふりをして個人情報を拡散するなど、様々なトラブルに発展するかもしれません。
例えばスマートフォンのパスワードを共有した場合、パスワードを知っている人は、スマートフォンに保存されているデータを自由に見ることができます。
あなたが他人には見られたくないと思っている情報も、簡単に見ることができてしまいます。
大人の使っているスマートフォンやアカウントを子供にそのまま与えた場合、子供のアカウントならできないはずの課金も、大人のアカウントであれば自由に行えます。
ゲームや音楽に夢中になり、知らない間に課金額が増え、気づいた時には多額の請求が…という状況になってしまうかもしれません。