文字サイズ

ケーススタディで学ぶ インターネット安心安全ガイド

特集記事

“スパム”の対応策と予防策について!

スパムとは?

スパムとは、知らない相手から送られてくる迷惑メールや、広告などの迷惑なメッセージのことです。そのため、迷惑メールもスパムになります。

メールの場合、基本的に不特定多数の人数に送信されており、そのほとんどは無視をすれば問題はありません。


スパムにはどんなものがあるの?

スパムには広告による宣伝だけではなく、以下のような目的を持ったものもあります。
様々な目的のために、受信者の都合などお構いなしに発信されているのです。

  • 出会い系やアダルトサイトへの誘導
  • ブログやサイトの掲示板などでの勝手な宣伝
  • 個人情報の取得
  • 偽りの請求
  • ウイルスをメールに添付

スパムはどうやって送られてくるの?

スパムは、知らない相手から一方的に発信されていますが、私たちへ届けられる原因としては、以下が考えられます。

  • 利用しているサービスで、二次利用に同意している

自身が利用しているサービスの中で、「登録された個人情報は関連会社と共有する場合があります」という記述がある場合や、連携時に投稿の許可を与えてしまっている場合などがあります。

  • 業者にアドレスを探り当てられている

どこかのサイトから流出した個人アドレスや、アドレスの自動生成ソフトを利用して大量にメールが送られ、その中に利用しているアドレスが入っている場合があります。

このような方法でスパムは送られているため、色々な対策を行っていても、スパムと全く接点なく過ごすのは難しいのです。
接点を完全になくすことができないため、私たちは被害に巻き込まれないように対処する必要があります。

スパムによって考えられる被害

では、スパムによって、どのような被害を受ける可能性があるのでしょうか?

  • 偽サイトや出会い系サイトへの誘導

スパムの中で最も多い被害です。
入手が難しい商品などを格安で手に入れられると謳い、クレジットカード等の情報を引き出すといった被害につながる場合があります。

  • マルウェアへの感染

添付ファイルにマルウェアが組み込まれている場合です。
件名が宅配便の再配達に関するものや、オンラインショップの購入確認であったり、ファイルを開くと特に問題のないofficeデータが表示されるようにする等、メールで添付ファイルを開かせるような工夫をし、開いてしまった場合はマルウェアに感染してしまう恐れがあります。

  • ブログやサイトの評価が下がる

コメントにスパムコメントがあると、「このサイトに来るとスパム被害に巻き込まれる」等、来訪者に悪い印象をあたえてしまうことになります。

スパムの対策と予防策

では、スパムの被害にあわない為には、どういった対応が必要なのでしょうか。

メールの場合

【予防策】

  • メールのフィルタリング機能を利用する

プロバイダーやキャリアが提供している「スパムフィルター」を利用し、自動でメールを振り分け・保存する

【対応策】

  • 不審なメールや覚えのないメールは開かない

不審なメールは、中身の確認を行わずに削除するようにしましょう
(添付されているファイルは絶対に開かない)

SNSの場合

【予防策】

  • 不用意なアカウント連携は避ける

アカウントを連携する際は、自分のタイムラインへの投稿やタグ付けを確認する設定にしておきましょう

【対応策】

  • 友達の投稿であっても、怪しいアプリやURLは開かない
  • 知らないアカウントからのリクエストはブロックする

最後に

スパムとは、知らない相手から送られてくる迷惑メールや、広告などの迷惑なメッセージのことを指します。

スパムの種類によって、予防策と対応策が異なりますが、共通して、【情報元が不明な場合は、URLやファイルを開かない】ことが大切です。