募金型のクラウドファンディングとは、支援者への見返りが必要のないネット上の「募金箱」のようなものです。
過去に行われていた募金型の詐欺には、「病気のペットの治療費」を求めるものがありました。
こちらはペットの写真とともに、「現在病気にかかっており、高額な治療費が必要」との説明がされ、治療のための資金を募集するためのものでした。
たくさんの人からの支援により、目標金額に達成したものの、治療中と思われるペットや領収書などの写真が過去に撮影されたものしか投稿されていないことが判明しました。
調査の結果、すでにペットは亡くなっており、飼い主は募金をだまし取ろうとしたため逮捕されました。
実際に発生した自然災害で、被害を受けた方々を支援する目的で開始された場合は、集まった資金は被災者支援のために使われるはずです。
しかし、集められた資金がどのように使用されたかも不明なまま、プロジェクトが終わってしまうこともあります。
資金を1円も被災者支援のために使わずに、自分のものにすることもできます。
クラウドファンディングの場合、起案者からの報告でしか資金の利用状況が把握できないため、実際はどのように使われているのかを支援者は把握しにくいという面もあります。