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ケーススタディで学ぶ インターネット安心安全ガイド

特集記事

ウイルスの感染経路を知ろう!

そもそも、ウイルスとは?

コンピューターやインターネットの世界でウイルスと呼ばれるものは、どういうものなのでしょうか?

ウイルスとは、メールやホームページ閲覧などによって、PCやスマートフォンなどに侵入して、内部ファイルに寄生したり改変したり、増殖したりしてしまう特殊なプログラムのことを表しています。

また、マルウェアという単語も聞いたことはあると思いますが、マルウェアはウイルスなどの総称です。

こんなにたくさん!ウイルスの感染経路

■ サイトの閲覧や画像などのダウンロード
ウイルスが仕掛けられているサイトを閲覧することで感染してしまうことがあります。
このようなサイトの中には、ウイルスに感染した無料の動画や画像、ゲームなどのダウンロードを促し、感染を広げるといった経路もあります。
出会い系サイトやアダルト系サイトの閲覧での感染も多いようです。

■ ファイルの共有
社内ネットワークや家庭内で複数のパソコンを接続している場合、接続されているパソコン間で共有しているファイルにウイルスが感染することがあります。
共有のファイルに感染することで、他の接続されているパソコンへウイルスがどんどん広がり、完全にウイルスを駆除することが難しい状態になることがあります。

■ メール感染
メールに添付されているファイルを開くことにより、ウイルスに感染してしまう経路です。
また、中には添付ファイルを開かなくてもウイルスに感染する場合や、メール内に記載されているURLをクリックさせて、ウイルスに感染させられる場合もあります。

■ 記憶媒体からの感染
USBメモリーやCD-R等のディスク、外付けハードディスクなどの記憶媒体にウイルスが仕掛けられていると、接続するだけで感染する可能性があります。

■ マクロプログラムの実行
マイクロソフト社のOfficeアプリケーション(WordやExcel等)にある、特定の操作手順を登録できる機能をマクロと言います。
マクロを作成する際、高度なプログラム言語を使用する為、ファイルの削除や書き換えなどを自由に行えるウイルス(マクロウイルス)を感染させることが可能です。
マクロウイルスは、文書を開いただけで実行されます。

怪しいサイトや添付ファイルを避けるだけじゃもう防げない!?

ウイルスといえば、「危険なサイトを開かない」や「怪しい添付は開かない」という対策が有名です。
しかし、現在では安全だと思っているサイトやメールを「開いただけで感染」してしまうケースも増えてきています。

最後に

私たちの情報を守るセキュリティソフトも日々進化していますが、ウイルスもまた日々進化を続けています。
大切な情報を守るために、今どのようなウイルスが発生しているのか、防ぐにはどのような方法があるのかを、積極的に確認していきましょう。
そして、正しい方法で、ウイルス対策をおこないましょう。