かんたんにできるメールを安全に使うための超基本4原則
携帯やパソコンに、見覚えのないアドレスからメールが送られてくることはありませんか?
ただの迷惑メールと思って見過ごす方が多いかと思います。
そのようなメールは、商品やサービスの宣伝など、様々な目的で送られてくるものですが、中には個人情報や金銭をだまし取ろうとする悪意のあるメールが紛れ込んでいる可能性があります。
今回の特集では、悪意のあるメールによってトラブルに巻き込まれないために、最低限覚えてほしい対策を4つにまとめました。
迷惑メールに対して、最も基本的な対策の1つが何の反応もしない、つまり【無視】することです。
スパムメールの手口の1つで、住所や氏名を送らせようとするメールです。
個人情報を送ってしまうと、迷惑メールを発信している業者に情報が渡ってしまい、広告メールがたくさん届くようになってしまうのです。
「このメールが不要な方はその旨を返信してください。」などと書いてあっても、返信してはいけません。
これは架空請求詐欺の手口です。
同じメールを何万通も送信し、そのうちの数件でも振り込んでもらえれば儲けものと考えているのです。
「回収員が自宅へ伺います」等の不安をあおるような脅し文句で、「周囲に知られては困る」と不安にさせてだまそうとする悪質なケースもあります。
この場合も、確認のための連絡などはしてはいけません。
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迷惑メールの中には、様々なサイトへ誘導するURLが記載されている場合があります。
URLのリンク先でウイルスに感染してしまう場合や、フィッシング詐欺の可能性もありますので、安易にメール内のURLをクリックしないようにしましょう。
市役所を騙ったなりすましメールです。
生活に関わりのある内容でメールが届き、受信者をURL先へ誘導します。
今回のケースのようにクリックしただけの場合、直ちに契約が完了しているわけではないので、料金を支払ったり、業者に連絡を取ったりしないようにしましょう。ワンクリック詐欺と呼ばれるものです。
最初にURLをクリックしてサイトに移動した際にウイルスに感染し、請求画面が表示されている可能性があります。
請求画面に自分のパソコンのIPアドレスなどが表示され、個人情報が登録されたように見える場合もありますが、それで個人を特定されることはありません。
お金を振り込んだり、業者に電話やメールで連絡を取らないようにしましょう。
転送するだけでプレゼントがもらえる、〇人に転送すれば願いごとが叶うなど、何か理由をつけて転送を促すメールは、チェーンメールの可能性があります。
自分のところで止める勇気をもちましょう。
不特定多数へ転送を呼びかけ、次々と鎖のように連鎖させようとするチェーンメールの手口です。
メールに記載されているURL先がアダルトサイトや出会い系サイトなどの場合もあります。
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迷惑メールの中には、ファイルが添付されているものもあります。
しかし、そのファイルの中にはウイルスが仕込まれている場合もあるので、すぐにファイルを開かないようにしましょう。
添付ファイルにウイルスがついていた場合、このようにパソコンが使用できなくなる場合があります。
インターネットやメールを利用するのであれば、ウイルス対策をしっかり行うことが重要です。迷惑メールは、ありとあらゆる方法でメールを読むように働きかけたり、添付ファイルを開かせようとしたりしているため、開いてみたくなるようなメールの件名や添付ファイル名で送られてきます。
添付ファイルを開いたことによりウイルスに感染し、結果、インターネットバンキングのIDとパスワードを盗み取られ、不正送金をされたとの事件も発生しています。
今回取り上げた対策は、簡単にできるものばかりなので、メールを安全に使うためにも意識するようにしましょう。
仮に迷惑メールでトラブルに巻き込まれてしまった・お金を支払ってしまった場合等は、落ち着いて消費生活センターや警察へ相談するようにしましょう。