2019年9月頃から、Googleアカウントの乗っ取りが発生しました。その際、狙われたのはYouTubeチャンネルで収益を得ている、YouTuberのアカウントでした。
この時、二段階認証を突破する手口が使用され、収益化しているYouTubeチャンネルが乗っ取られるという事件が発生しました。
二段階認証を破った乗っ取りですが、最初の動きは他のフィッシング詐欺と変わりません。URLの記載されたメールによる、不正サイトへの誘導が入り口となっていました。
「あなたのYouTubeチャンネルに違う端末からログインがありました」等の文面で不安を煽り、メールに記載されているURLからGoogleアカウントへのログインを促します。
記載されているURLは、当然ながら不正サイトのURLです。
不正サイトを経由した状態で、二段階認証に必要な情報を本人に入力させて、アカウントを乗っ取るという手口なのです。