違法行為を行っている海賊版サイトですが、著作権を持つ人だけが被害を受けるわけではなく、サイトを閲覧した利用者にも被害が発生することがあります。
海賊版サイトを利用した場合、どんなリスクがあるのでしょうか?
実際に発生した事例を2つ紹介します。
ウイルス感染のポップアップが表示され、最終的にウイルスに感染
海賊版サイトを見た後、「ウイルスに感染しています」といった内容のポップアップが表示されるようになり、心配になってポップアップをクリックした結果、悪意のあるアプリがダウンロードされ、ウイルスに感染してしまうケースがあります。
(ポップアップが表示される段階では、ウイルスに感染していない)
また、同じようなポップアップが表示され、クリックすると感染していないウイルスの駆除代金を請求する、偽サイトにつながるといった手口も確認されています。
アクセスしている間にマイニング(仮想通貨の生成)をさせられていた
海賊版サイトのトップページにマイニング(仮想通貨の生成(新規発行))のスクリプトが埋め込まれており、サイト利用者の端末(PCやスマホ)を使って勝手に仮想通貨をマイニングさせる手法です。
マイニングされた仮想通貨は、利用者のものではなく、スクリプトを埋め込んだ人の物なので、利用者は勝手に端末を利用されている状態になります。
マイニングのスクリプト起動中は、CPUの使用率が100%になったり、スマホの電池が著しく減ったりと、端末に負担をかける状態になってしまいます。