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キャッシュを削除するとどうなる?

キャッシュって何?

この記事で解説するキャッシュとは、ブラウザ内にデータを一時的に保存する機能のことです。
表示したことのあるwebサイトのデータを保存しておき、同じサイトを表示する際のスピードをあげるための機能です。
サイトのデータを一時的に保存しておくことで、再度同じページを開くときはキャッシュに保存されているデータを参照するため、1回目より表示スピードが早くなります。
キャッシュとは、より早くサイトを見るために必要な機能なのです。

キャッシュを保存しておくとどうなるのか

サイトをより早く閲覧するためのキャッシュですが、保存しておくことで発生するのはいいことだけではありません。

キャッシュ保存のメリットとデメリット

キャシュはブラウザごとに自動で保存されるため、手動での保存は必要ありません。自動的に保存された情報を元に、より快適にWebサイトを利用できます。

しかし、キャッシュがたまりすぎると作業用のメモリ領域を圧迫するため、パソコンやスマホの動作が遅くなってしまうこともあります。
もしも「最近パソコンやスマホの動作が遅くなった」と感じている場合は、改善のためにキャッシュを削除してみるのもいいかもしれません。

キャッシュは削除しても問題ない?

動作が遅くなった場合の改善策として紹介した【キャッシュの削除】ですが、
実行するとブラウザ内に保存されているキャッシュがすべて削除されます。

「キャッシュを削除したら、入力したログインIDやパスワードも消えてしまうのでは?」と考える方もいるかも知れませんが、パソコンやスマホで入力したアカウント情報はCookieという別の場所に保存されているため、キャッシュを削除しても消えることはありません。

ただ、キャッシュを削除するとWebサイトを表示するために参照していたデータが消えてしまうため、Webサイトを開くときに少し時間がかかるようになることもあります。

キャッシュは削除しても動作が遅いときは

キャッシュを削除しても動作が遅いままの場合は、別の原因が発生している可能性が高いため、それぞれの原因にあった対策が必要になります。

【パソコンやスマホの動作が遅い原因の一例】
・メモリ不足
・通信速度の低下
・端末に熱が溜まっている

キャッシュとCookieの違い

キャッシュとは別に、【Cookie】というものがあります。

キャッシュはサイト情報、CookieはログインIDやパスワードなどのユーザ関連情報を保存しており、扱っている情報が異なります。
さきほど「キャッシュを削除しても、ログイン情報は消えない」と説明しましたが、ユーザー情報はキャッシュではなくCookieに保存されているため、消えることがないのです。

最後に

保存している量が多すぎると動作が遅くなってしまう可能性もあるキャッシュですが、快適なスピードでWebサイトが表示されるのは、このキャッシュがあるおかげでもあります。
普段利用しているパソコンやスマホで、こまめにキャッシュを削除する必要はありませんが、動作が遅くなったと感じたときには、改善策のひとつとして試してみるのもいいかもしれません。