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今人気のフリマアプリを安全に利用するための注意点

気をつけたいフリマアプリによるトラブル

説明と違う商品が届いた!

Aさんはフリマアプリで自分用の洋服を購入しました。

ところが、商品説明には【美品】と記載されていたものの、実際に手元に届いた商品は明らかな汚れがあり、とても美品とは言えない状態でした。

出品者に「商品説明には美品と書いてあったなのに、汚れがありました。送り間違いではないでしょうか?」とメールで確認を取ったAさんですが、返ってきた返事は「間違っていません。少しの汚れでそんなことを言われても困ります。」というものでした。

どうすればAさんはこのようなトラブルに遭わずにすんだのでしょうか。


<事例解説>

これはスマホアプリの商品説明と実際の商品の状態が異なっていたために起こったトラブルの一例です。

フリマアプリは手軽に商品が出品・購入できる点で便利ですが、出品者と購入者の間でトラブルが起こることも少なくありません。

商品説明欄や画像では分からないこと、不安や疑問に思ったことは事前に質問したり、また怪しと思った場合は入札しない等で、無用なトラブルを避けられる可能性があります。

商品の状態は何と書かれているか、商品説明は十分か、商品に汚れやダメージはないか?疑問に思ったことは質問し、不明点をきちんと解消してから購入することが楽しくフリマアプリを利用するコツです。


フリマアプリとは?

スマホの利用者が急増した昨今では、スマホで簡単にモノを売ったり買ったりできるフリマアプリが人気を集めています。

フリマアプリの概要と特徴

フリマアプリでは、フリーマーケットのように自分の持ち物を気軽に出品・購入できます。

また、オークションと異なり、最初に出品者が決めた価格での取引ができるのも特徴の1つです。

以下は、代表的なフリマアプリでの出品と購入手順です。

<出品手順>

  • 1. ユーザー登録を行う。
  • 2. スマホで出品したい商品を撮影。
  • 3. 商品説明文と画像を掲載、価格を設定し、出品完了。
  • 4. 購入申請が届いたら、相手を確認して購入申請を承認する。
  • 5. 決済完了後、商品を梱包して発送。
  • 6. .購入者から受取評価をしてもらい、商品代金をアプリ運営者から受け取る。※
  • <購入手順>

  • 1. 欲しい商品をキーワードやブランド名、カテゴリで検索。
  • 2. 気に入った商品があれば購入申請手続きへ進む。
  • 3. 支払い方法を選択(クレジットカードやコンビニ払い等)。
  • 4. 商品の発送を待つ。
  • 5. 手元に商品が届いたら受取評価を行う
  • (受取評価をしなければ、出品者は代金を受け取れないのが通例。※)
  • ※フリマアプリで一般的に利用されているエスクローと呼ばれる仕組みです。

    「料金を払ったのに商品が届かない」というトラブルを避けるために、商品代金をいったんアプリ運営者が預かり、購入者が商品を受け取った後に出品者へ代金が支払われます。

    フリマアプリに関するトラブル事例

    誰でも気軽に始められるフリマアプリですが、時には以下の様なトラブルに巻き込まれてしまう事もあります。

    自分が出品する時

    購入者が受取評価をしてくれないため、商品代金を受け取れない。


    商品が届いたにもかかわらず、購入者が受取評価を行わないため、商品代金が受けとれないというトラブルも発生しています。

    購入者に連絡しても評価してもらえない場合は、そもそもこちらからのメッセージを読んでいるか確認する為にも、アプリ運営者へ問い合わせを行いましょう。

    場合によっては、運営側が強制的に受取評価をしてくれることもあります。

    商品を受け取った購入者から、「届いた時には商品が壊れていた」と嘘のクレームがあり、商品代金が支払われない。


    この場合は、アプリ運営者へ相談しても「当事者同士話し合いでの解決をお願いします」と言われるケースが多いようです。

    購入者との話し合いでどうしても解決しない場合は、消費生活センターへ相談することをお勧めします。

    自分が購入する時

    出品者が「コメントをつけてから購入してください」等の独自のルールを作っており、守らないと商品の購入ができない。


    アプリ運営者が定める利用規約にはないルールを出品者が勝手に作り、そのルールを守らずに購入申請した人は商品を販売してもらえない、というトラブルが起こっています。

    事前に出品者情報を確認するのもトラブル回避の手段の一つです。

    出品者の情報を事前に確認し、独自ルールを強制する出品者とわかった場合は、購入申請を避けるのが賢明です。

    商品発送済と連絡があったが、到着予定日を過ぎても届かず、出品者からは「こちらは確かに発送しました。早く受取評価をして下さい。」と催促された。


    配達記録からの追跡ができない発送方法だった場合、また相手から追跡に必要な情報を教えてもらえない場合は、本当に商品が発送されているのか、購入者には確認ができません。

    どういった方法で解決するのか(運送会社へ調査を依頼する、郵便事故の場合の返金についてなど)結論が出ないうちは、受取評価を行わないようにしましょう。

    トラブルを避けるために<まとめ>

    基本編

      • アプリ運営者が定める利用規約を守る。
      • 相手への連絡は迅速かつ丁寧に行う。
      • トラブルが起こった場合は、すぐにサイト運営者へ連絡をする。
      • 報復評価は行わない。※
      • フリマアプリの仕組みを通さない直接取引は行わない。
    ※相手から悪い評価をつけられたことを根に持って、自分も相手に悪い評価をつけること。

    出品者編

    <出品時>

      • 利用規約にない独自ルールを作らない。
      • 商品情報は事実を記載し、不利な情報があっても隠さない。

    <発送時>

      • 発送前に商品の写真を撮っておく。
      • 配達記録を追跡できる発送方法(宅配便等)を利用する。

    購入者編

    <購入前>

      • 商品説明をしっかりと確認する。
      • 気になる箇所は質問し、納得してから購入申請を行う。

    <購入後>

      • 配達記録を追跡できる発送方法を選択してもらい、追跡に必要な情報を控えておく。
      • 支払いや商品受け取りに関して何か疑問を感じた場合は、アプリのヘルプページを確認したり、運営側へ問い合わせたりなど解決を図る。

    ルールを守って楽しく利用しましょう

    誰でも手軽に始められるフリマアプリですが、今回紹介したようなトラブルに巻き込まれる可能性があるのも事実です。

    安全で快適に、そして何よりも自分自身が出品や買い物を楽しめるよう、ルールとマナーを守って利用しましょう。