では、今回警戒するべき手口であると発表された内容を確認していきましょう。
定年後の仕事を探している人をターゲットにした手口です。
採用の過程で、料金の支払いや個人情報(給与振込のための口座や暗証番号など)の提出を求めたり、仕事に必要な専用機器の購入代金を請求される場合もあります。
怪しい広告に記載されているような求人情報ではなく、実在する企業を騙った求人サイトや広告を通すため、詐欺であると見抜くのに時間がかかることも。
被害にあった人を再び狙うたちの悪い手口です。「失ったお金を取り戻せますよ!」と助けるふりをして、被害者からさらに金銭を奪っていきます。
また、話の信憑性を高めるために、警察官や弁護士などの肩書や偽造された書類を提示して被害者の信用を得ようとします。
調査費用や返金手続きのためと称して金銭を請求されますが、もちろん詐欺なので解決することもお金が返ってくることもありません。
被害者自身が焦りや怒りで冷静に判断できない状況であることも多く、甘い言葉に騙されてしまうのです。
警察や弁護士、連邦捜査官を騙り、ビデオ通話を使って被害者を拘束する手口です。日本にもニセ警察詐欺と呼ばれる似たような手口があります。
「ビデオ通話を切れば即座に警官を派遣する」、「逃亡の意思ありとみなして逮捕する」などと脅し、数時間から長いときには数日間、カメラの前から動かないように指示を出し、被害者の思考能力を奪っていきます。その後、保釈金や和解金の名目で金銭を要求するパターンです。
「ハロー・パーバード(やあ、変質者さん)」詐欺(脅迫メール)
こちらは、メール件名や本文冒頭に挑発的な文章を記載し、「PCをハッキングし、あなたの恥ずかしい写真や動画を入手した。あなたが登録している連絡先に送られたくなければ金を払え」と脅す手口です。
実際にはハッキングされていないことがほとんどですが、被害者の「誰にも知られたくない」という感情を利用して口止め料として金銭を要求してきます。
日本でも被害者の多いロマンス詐欺ですが、アメリカでも猛威を振るっています。
詐欺師はネット上で知り合った相手と時間をかけて信頼関係を築き上げ、親しい仲になったと誤解させたあとに投資などに誘って金銭を奪い取っていきます。
ロマンス詐欺の場合、詐欺師は最初から被害者に愛情表現や称賛を惜しみなく与え、警戒心を薄れさせていくことで、金銭をより確実に奪い取っていくのです。