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2022年、最も利用されたパスワードランキング

よく使われているパスワードとはどんなもの?

11月に発表されたランキングを見ると、世界で最も使われていたパスワードは「password」。
日本で最も使われていたパスワードは「123456」。
どちらも、数字とアルファベットを組み合わせることもない、単純なパスワードが1位でした。
よく使われているパスワードは、セキュリティレベルの高いものではなく、初期設定から変更されていなかったり、覚えるのが簡単なものが多いようです。

世界と日本、それぞれで多く使われているパスワードは?

世界で多く使われているパスワード

世界30か国で最も使われているパスワードランキング1位は、【password】でした。その他にも、【123456】や【qwerty】など、数字やアルファベットのみで構成されたものが上位にランクインしています。
覚えやすく入力しやすいワードですが、情報を守るためのパスワードとしては、かなり危険だと思われます。

日本で多く使われているパスワード

日本で最も使われているパスワードとして、ランキング1位に上がったのは【123456】です。世界で最も使われているパスワードの【password】は2位でした。
ランキング10位以内には、【1234】【123456789】などの数字のみのパスワードが6つも含まれていました。
日本で使われているパスワードも、数字やアルファベットのみで構成されたものが多く、セキュリティレベルが低くなっています。

よく使われているパスワードの危険性

覚えやすさ重視での設定はNG

何度も使うパスワードの場合、覚えやすく、入力も簡単なものに設定したいという気持ちはわかります。
しかし、覚えやすく入力が簡単ということは、誰にでも覚えやすいものであるという面もあります。
個人情報など何かを守るために、勝手に閲覧されないようにパスワードを設定していることを忘れないようにしましょう。

安全なパスワードとは?

では、よりセキュリティレベルの高い安全なパスワードとはどのようなものでしょうか?
セキュリティレベルの高いパスワードを作るためには、桁数や使う文字に気を付ける必要があります。
パスワードを設定する際に、基本的な情報として書かれるのは以下の条件です。

・8桁以上(できれば10桁以上)で作成する
・文字、数字、記号を組み合わせる
・誕生日など、推測されやすいものは避ける
・パスワード生成ツールなどを使って、ランダムな組み合わせで作成する

これらの条件をクリアしたパスワードであれば、セキュリティレベルをあげることはできます。
覚えやすいパスワードにはならないため、忘れないためにもパスワード管理ツールを利用することもおすすめします。

最後に

利用頻度の高いサイトほど、毎回入力するパスワードを覚えやすくしてしまうこともあるかもしれませんが、それでは個人情報を守ることができないかもしれません。
あなたのアカウントや情報を守るためにパスワードは設定するものです。
パスワードを設定する目的を果たすためにも、セキュリティレベルの高い安全なパスワードを利用しましょう。