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ケーススタディで学ぶ インターネット安心安全ガイド

特集記事

高齢者のインターネット利用で必要なこととは

高齢者のインターネット利用者も増加傾向に

少し前までは「インターネット=若い世代が使うもの」という認識がありましたが、総務省の調査では、最近では高齢者のインターネット利用者も増加傾向にあります。※1
総務省の調べによると、メール利用者を含めれば、前年度の60代のインターネット利用者はおよそ75%。70代のインターネット利用者がおよそ53%です。

※1 平成 28 年通信利用動向調査の結果 - 総務省
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/data/170608_1.pdf

高齢者のインターネット利用のメリット

ではなぜ、高齢者のインターネット利用者が増加傾向にあるのか。
それは、インターネット利用における様々なメリットが存在するからです。

外出しなくても商品を購入できる

体が不自由な方でも、ネット通販を利用すれば、自分の欲しいものを自分で注文することができます。何かを買いたいときに、家族等、誰かに買い物を頼む手間も省けます。

ネット検索を適切に利用することにより、認知症の予防にも

ネット検索を適切に利用することにより、認知症の予防になるという研究結果が出ています。ネットを利用して好きな物や欲しいもの、必要なものについて自分から「情報を取りに行く」というプロセスが、脳を活性化させるためです。

何かあった時に周りがすぐに異変に気づける

IoT機器の利用や、一定期間スマホを操作していない場合に家族にアラートが出る等、今は様々な機能が充実しています。
離れて暮らしていても、異変に気付くことができ、緊急時に対応することが可能になります。

高齢者のインターネット利用者が増えている今、彼らがデジタルリテラシーを学ぶことで、QOL(クオリティオブライフ)の向上に繋がるのではないかと考えられます。

高齢者を狙ったインターネット犯罪に注意

様々なメリットのある高齢者のインターネット利用ですが、インターネットの世界には様々なトラブルも存在します。
そして中には、以下のような理由から、高齢者を狙った犯罪も存在する為、注意が必要です。

高齢者が狙われる理由とは?

  • スマホやタブレットの普及によりインターネットに初めて触れ、インターネットについて学ぶ機会がないまま扱っている人が多い
  • 学ぶ機会がないため、知識があればすぐに削除してしまう架空請求等のメールも、削除すべきか判断ができない
  • 高齢者の方々には経済的に余裕のある人が多く、後でおかしいと気づいても、「恥ずかしくて子供や孫に知られたくない」という気持ちや、「数万円程度なら勉強料だ」と、自分だけで抱え込んでしまう事が多い

インターネット上にはびこる悪意は、上記のような〝弱み"につけこんでくるのです。

大切なのは、周りが協力して一緒に利用すること

デジタルリテラシーは普段の生活や社会に出てから学ぶことが多く、若い世代の方々にはインターネット利用者には自然と身についていることもあります。

しかし、高齢者はデジタルリテラシーについて学ぶ機会が少ないため、家族がインターネットの正しい使い方やウイルスの危険性を教える、迷惑メールの設定をONにする等のフォローが必要となります。

万全のセキュリティ対策も必要

また、安全に使うためには、セキュリティも必要不可欠です。
ご家族と一緒に高齢者の方も一緒に設定したい、そんなときはTOKAI SAFEがお役に立ちます。

http://service.t-com.ne.jp/option/safe/

【TOKAI SAFE】
(TOKAI SAFEはPC、MAC、スマホに対応。既知のウイルスはもちろん、未知のウイルスも振る舞い検知でブロック。同じライセンスで6台まで追加できるので、離れて暮らすおじいちゃん、おばあちゃんも安心してインターネットがご利用できます。月額400円で、インターネットに潜む危険からご家族を守ります。)

最後に

近年「高齢化」が騒がれていますが、それに伴い高齢者のインターネット利用者も増えています。

インターネットを利用する高齢者を狙った犯罪被害にあわない為にも、また、高齢者を狙う犯罪を広げないためにも、家族や周りの人が協力し、インターネットを安心安全、そして有効に活用できるように協力していく必要があります。