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特集記事

知らずに使うと危険!いろいろな不正アプリの実態

あのアプリが実は…!?

人気ゲームの攻略アプリ、スマホの電池が長持ちするアプリ、セキュリティアプリ…。

みなさんが一度は目にしたことがあるような、 スマホアプリの中に、実は不正なアプリが潜んでいるかもしれません!ご存知でしたか!?

今回の特集では、様々な不正アプリの特徴や症状、対策について紹介します。

どのような不正アプリが存在するのか

不正アプリには様々なパターンが存在しますが、今回は代表的な不正アプリの傾向と対策を紹介します。

※ここで紹介する機能を持つアプリが全て不正アプリというわけではありません。

無駄な通信やアプリの稼働をカットする、電池長持ちアプリ

  • スマホの電池を長持ちさせるアプリです。
  • 実際にはそういった機能はなく、インストールすると自動的にアドレス帳に登録されている連絡先が外部に送信されてしまいます。
  • アクセス許可の画面でアプリの起動に不必要な場所(アドレス帳など)へのアクセスを求めていないか確認をしましょう。

人気女優などの名前を出した、無料アダルトサイトアプリ

  • アダルトサイトを表示するアプリです。
  • 年齢認証を行うと、不正請求の画面が表示され、振り込みを要求してきます。
  • そもそもGoogle PlayやApp Storeの場合、露骨な性表現は禁止されています。アプリの説明に過激なアダルト画像が使用されている場合に、不正アプリである可能性が高いです。

季節ごとに出される年賀状などを作成する〇〇メイカーアプリ

  • スマホで撮影した画像を使い、簡単操作で画像上に文字を入れたりするアプリです。
  • 実際にはそのような機能はなく、「この端末には対応していません」というエラー画面が表示されます。 その裏では、外部にアドレス帳データが送信されてしまいます。
  • おかしいと感じた際には、アプリ名をネットで検索し、提供元を確認しましょう。

スマホを利用不可にして金銭を要求する偽装動画アプリ

  • 起動すると、内部データが暗号化され、スマホが使えなくなってしまうアプリです。
  • 「データを元に戻してほしければ金を払え」という内容のメッセージが表示されます。
  • メッセージは無視し、ウイルス対策ソフトの利用やバックアップデータからの復旧を行いましょう。

人気ゲーム攻略アプリ等、今話題になっているアプリに便乗したアプリ

  • 人気のあるアプリの名前や芸能人、イベントなどの名前を利用したアプリです。
  • アドレス帳データなどの個人情報が外部サーバーに送信されてしまうことがあります。
  • アプリの提供元やアクセス許可の画面でアプリの起動に不必要な場所(アドレス帳など)へのアクセスを求めていないか確認をしましょう。

何の機能も持たないセキュリティアプリ

  • 何の機能もなくアプリ代金を騙し取るアプリです。
  • 個人情報を抜き取るものや、実際にはスキャンなど行っていないのに「ウイルスが検出されました」と表示し、有料ソフトを購入させるものなどがあります。
  • おかしいと感じた際には、アプリ名をネットで検索し、提供元を確認しましょう。

不正アプリの被害にあわないために

これら不正アプリの被害にあわないために、利用者ができることは何でしょうか?

公式マーケットを利用する

AndroidはGoogle Play、iPhoneはApp Storeがアプリの公式マーケットですが、その他にも非公式マーケットが存在し、中には公式マーケットに似せて作られたサイトもあります。

公式マーケットではアプリの事前審査が行われるため、安全性が高くなっていますが、事前審査のない非公式マーケットからアプリをインストールしてしまうと、危険なアプリに遭遇する確率も高くなります。

アプリのインストールは、公式マーケットから行うようにしましょう。

なおAndroidでは、左記のように「不明な提供元」からのアプリのダウンロードに制限を設けることができます。

ダウンロードする前に、レビューの確認とアプリ名のネット検索をする

レビューには利用者の意見があるため、判断材料として重要です。

ただし、悪意のある業者が良いコメントを多数書き込み、意図的に評価を高くしている場合もあります。

評価だけを鵜呑みにするのではなく、アプリ名をネット上で検索し、不正アプリとしての報告がないか調べましょう。

ダウンロード時に求めるアクセス許可をきちんと確認する(Android)

アプリが求めている権限(アクセス許可)が本当に必要なものか確認しましょう。

例えば、左記のアプリがゲーム攻略アプリであれば、アプリ権限として「連絡先」や「位置情報」は必要ないはずです。

※実際はアドレス帳アプリです。

アプリ利用時に求めるアクセス許可をきちんと確認する(iPhone)

iPhoneは、アプリをダウンロードするときではなく、 実際に利用する際に「〇〇が××へのアクセスを求めています」といったアクセス許可の確認画面が表示されます。

その都度確認を行い、不要と思われる場合は、許可をしないようにしましょう。

ウイルス対策ソフトを導入する

パソコンにはウイルス対策ソフトを導入していても、スマホには導入していない、という方も多いのではないでしょうか。

@T COM(アットティーコム)では、シマンテックオンラインサービスを提供しております。
より安全な環境でスマホを利用したいという方におすすめです。

最後に

スマホアプリの中に一部危険なものが存在するのは事実です。

しかし、大半のアプリはスマホをより楽しく、より便利に利用できるように開発されたものばかりです。

一部の不正アプリによって被害が及ぶことがないよう、一見便利で魅力的なアプリに見えても、すぐにはダウンロードせず、今回紹介した確認・対策をぜひ行ってください。

便利で楽しいアプリを有効に活用し、スマートフォンを上手に使いこなしましょう。