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ケーススタディで学ぶ インターネット安心安全ガイド

特集記事

セキュリティは万全ですか?

ネットセキュリティについておさらいしよう

昨年から、在宅勤務やリモート会議など、遠隔でのやり取りが多くなった方が増えたことで、私たちの情報・財産を狙うネット上の攻撃も増加しています。
ネット上の脅威は進化を続けており、今や「怪しい」と全く感じさせない状態で潜んでいることもあります。
そのため、個人情報や財産を守るためにも、ネットセキュリティに関する知識がより重要です。

トラブルとセキュリティソフト・アプリでの対策

実際にどのような脅威がネット上には潜んでいるのか、また、それぞれに適応したセキュリティソフトやアプリは、どのような対策を行えるのかを解説します。

マルウェア

マルウェアとは、コンピューターに何らかの損害を与える不正プログラムやウイルスの総称です。
最近のマルウェアは感染していることに気づかれないように潜伏した状態で、情報を盗み出したり、他のマルウェアのダウンロードを行うこともあります。

【セキュリティソフト・アプリの対策】
常時ファイルの書き込みや読み込みを監視し、不審な通信は遮断したり、不正データを開こうとすれば警告を出すなどの動きが行われます。
また、既に感染しているかを調査し、マルウェアを駆除する機能も備わっています。

脆弱性

OSやソフトの脆弱性(セキュリティの弱点)は、悪意ある人物によって攻撃されてしまうと、マルウェアの感染やデータ流出の出入口となってしまいます。

【セキュリティソフト・アプリの対策】
脆弱性への攻撃を検知・ブロックしたり、更新プログラムの適用に関して通知を行うなど、最新版へのアップロードを促す動きがあります。

ネット詐欺

不正サイトや広告、なりすましメールは本物と見分けがつかないほど精巧につくられており、気づかずに悪意あるサイトへ誘導されてしまうことがあります。 誘導された先では、個人情報や金銭をだまし取られる可能性もあるため、誘導先のサイトへアクセスしないことが必要となります。
【セキュリティソフト・アプリの対策】
不正なサイトや広告と判断されているサイトへのアクセスをブロックしてくれるため、情報や金銭をだまし取られたり、マルウェアに感染する可能性が低くなります。

長期休暇中のパソコンやタブレットへの対策

年末年始は、長期間会社や自宅を離れることもあるかと思います。
パソコンやタブレットなどを使わない場合は、
・回線を抜く
・電源を切る
等の対策を行いましょう。
回線に繋がれていなければ、マルウェアは侵入することは出来ません。

また、長期休暇後に業務を開始する前に、必ずOSやセキュリティソフトの更新がないかを確認しましょう。

最後に

ネット上の脅威は常に進化を続け、私たちの財産や情報を狙っています。
大切なものを守るためには、正しい情報と対策が必要となるため、新しい情報を積極的に吸収していきましょう。