たくさんのパスワードが考えられており、文字の並びを見るとそこまで危険なパスワードには見えなくても、実際には突破されやすいパスワードなどもあります。
たとえば、「asdfgh」「qwerty」など、文字だけを見ればランダムなアルファベットの並びのように見えますが、この2つはキーボードのaやqから右側へ順番に入力したものです。
数字とアルファベットが組み合わされた「1q2w3e4r」というパスワードも、キーボードの並びを利用したものです。
キーボードのキー配列を知っていれば、これらのパスワードは簡単に予測できてしまいます。
日本で使用されている危険なパスワードの第1位は「password」ですが、世界全体での1位は「123456」でした。
どちらのパスワードも、1秒以内に解析されてしまうようなわかりやすいものです。
危険なパスワードとして発表されているものは、1秒以内に解析が終わってしまうようなものが多く、長いものでも3時間でした。
日本で利用されていたパスワードの中には、「sakura」「himawari」といった馴染み深い花に関するものや、「nekoneko」「kuroneko」「blackcat」などの猫に関する単語が200位以内に複数ランクインしていました。
全世界のランキングでは、猫(cat)を含むパスワードは200位以内に1つもランクインしていません。
また、「yakiniku」「takoyaki」といった食べ物の名前も上位に入っています。