これは、2014年9月現在で海外でのみ発生が確認されていますが、「iPhoneを探す」という機能を悪用されたiOS端末の乗っ取りの事例です。要求通りに金銭を払ったとしても、元通りになる可能性はありません。

「iPhoneを探す」という機能を使うと、iPhoneをどこかで紛失した場合に、iPhoneを他人に不正利用されないように、遠隔操作で本体にロックをかけることができます。

iPhone等のアップル社製品で様々なサービスを利用するために必要なAppleIDというIDがあるのですが、これに悪意の第三者により不正ログインされてしまうと、この「iPhoneを探す」機能を悪用され、手元に本体がなくてもロックをかけることができてしまうのです。

もしもiOS端末の乗っ取りを受けた場合は、まずはメーカーのサポート窓口へ連絡することをお勧めします。

また、不正ログインに関するトラブルについては、IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)の情報セキュリティ安心相談窓口でも相談にのってもらえます。

不正ログインによって何らかの被害があった場合は、警察へ連絡してください。