ケーススタディで学ぶ インターネット安心安全ガイド スマートフォン編

2019年1月30日

【Q&A】自分のiPhoneに他人のAppleIDをいれてしまった!

faq

質問

最新のiPhoneを購入したので、これまで使用してきたiPhoneをフリマサイトに出品しました。

今まで使用していたiPhoneも、状態のいい比較的新しいモデルなので、高価な出品となりましたが、数日後、購入希望者が現れました。

その購入希望者から、「すぐに欲しいが今はお金が足りないので、少し取り置きしておいてほしい。もし可能なら、状態を見たいので先に私のAppleIDを用いてiPhoneの中を確認させてほしい。」と相談されました。

「大丈夫かな?」と思いましたが、こちらのIDを教えるわけではなかったので承諾しました。すると、iPhoneの端末がロックされてしまったのです。
こちらのAppleIDを教えたわけでもないのに、なぜロックされてしまったのでしょうか?今後の対応はどのようにしたらよいのでしょうか。

解説と対策

他のAppleIDをiPhoneに入れてしまったため、「iPhoneを探す」により遠隔操作されてしまった可能性が高いです。
どんな状況であっても、他人のAppleIDを自分のiPhoneに入れてはいけません。
今回はロックされているだけで済んでいますが、中には解除を条件に高額な身代金を要求してきたり、登録している個人情報を悪用されたりするケースも存在します。
また、AppleIDを乗っ取られてしまった場合も同様の被害が考えられます。

このような状態になってしまったら、すぐに自分のAppleIDでログインし、パスワードを変える必要がありますが、自分のAppleIDでログインできなかった場合は、Appleサポートへ連絡しましょう。

また、同様の被害を防ぐためにも、ID・パスワードの使いまわしをせず、2ファクタ認証を利用するようにしましょう。

関連記事