投稿日時:2011/10/31
ネットオークションでブランド品の財布を出品していました。
商品が落札され、すぐに落札者から代金を支払ったと連絡がありました。
その後オークションサイトから「入金が確認されました。」という通知メールも届いたので、商品を発送しました。
それから暫くして、オークションの利用明細を確認したところ、入金記録がありません。
入金通知メールをもう一度詳しく見ると、オークションサイトのメールアドレスによく似た偽の通知メールということがわかりました。
落札者にメールを出しても返事がなく、電話をかけても出てくれません。
どういうことなんでしょうか?
これは、落札詐欺の手口の1つです。
このケースでは、出品者がオークションサイトの決済システムを活用しているのを逆手に取り、オークションサイトを装って、あたかも落札代金の支払い手続きが完了したかのように偽装しているのです。
オークションサイトの決済システムで入金が確認された際には、通知メールが送られるだけではなく、利用明細にも通常記録が残りますので、必ず確認するようにしてください。
詐欺をはたらく人間は、怪しまれる前に商品を詐取しようとするため取引を急ぎがちです。
落札者が支払いをスムーズに行ってくれると、商品を早く発送してあげたいという気持ちになりますが、どんなときでもしっかりと確認をすることがトラブル回避につながります。
このケースのように商品を送ったの入金されないトラブルに巻き込まれてしまった場合は、オークションサイトのヘルプページを確認しましょう。
詐欺被害とわかったら、消費生活センターや警察に相談しましょう。
また、ECネットワークでは、ネットショッピングやネットサービス、ネットオークションといった、 インターネット取引に関する相談を受け付けてもらえます。