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ケーススタディで学ぶ インターネット安心安全ガイド

インターネットに潜む危険Q&A インターネットに潜む「危険」と、その「危険」を避けるためにはどうすればいいのかを利用用途ごとにQ&Aでご紹介します。

企業を狙ったビジネスメール詐欺対策

投稿日時:2018/05/25

質問

ビジネスメールの詐欺について全社員に周知が行われました。

怪しいメールはもともと弾くようにしていますが、今回の周知では、経営層や取引先に扮してメールを送ってくるとの内容がありました。

気を付けるようにはしますが、経営層や取引先と同じような内容でメールが来た場合、間違えてしまうかもしれません。

見分けるコツや対策などはありますか?

解説と対策

ビジネスメール詐欺は、様々な手法を駆使するため、いつ・どのタイミングで・誰が標的になるかわからず、技術的な対策が難しい詐欺です。

その為まずは、全員がビジネスメール詐欺の存在を知ることが大切です。

存在を知っていれば、送金先や名前が異なるなど、怪しい部分に気づきやすくなります。

一人一人が犯行の手口を理解して、怪しさを見抜くことが重要です。

 

その他に対策としては、

・支払いや口座の確認は、稟議を通して複数の管理者で承認する

・支払いの前に取引先にメール以外のやり取りで確認する

・怪しいと少しでも感じたら、社内外で情報共有をする

・電子署名を付与する

・届いたメールアドレスにいつもと違う部分がないか確認する

 

といったものがあります。

ビジネスメール詐欺は、攻撃や被害にあう前に、何らかの形でメールが盗み見られている場合があります。

原因としては、ウイルスやメールサーバへの不正アクセスなどが考えられるため、

日ごろからメールに対して危機感を持つことも大切です。

  • 重要な取引などは複数の担当者で確認する
  • メールだけの情報を鵜呑みにしない
  • 怪しいと思ったらすぐにメール以外の方法(電話等)で確認する

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