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こんな情報でも特定される!?恐怖のネットストーカー

気をつけて!その投稿も特定の材料になるかも?

春休みのシーズンは、家族や友人との旅行や外出先で、「今どこにいる」、「今何をしている」等の投稿をする機会も多いのではないでしょうか。

日常の楽しい時間・その瞬間を共有するために、SNSやスマホアプリに写真や文章を投稿することは、もはや生活の一部となっています。

今回は、他人に特定されることがないと思われる何気ない投稿から、個人を特定するネットストーカーの恐怖について紹介します。

ネットストーカーの恐怖

ネットストーカーとは?

ネットストーカーとは、インターネットを使い、特定の人物に付きまとうストーカーの総称です。

ネット上で出会った見ず知らずの人物に対して、一方的に憎悪や恋愛の感情を抱くことがきっかけになることが多いようです。

どんな情報から特定されるの?

住所や名前、メールアドレスなどの個人情報を投稿していなくても特定されることがあります。

  • 外出先で、「私は今ここにきています」と今いる場所を投稿すると、今現在あなたのいる場所が分かります。
  • 「このお店にいつも来ています」と店を判別できる投稿は、その店に行けばあなたに会える可能性が高いことが分かります。
  • 「さっき雷すごかった!」などの投稿は、大まかではありますが、あなたがどの地域に住んでいるかが分かります。
  • 自宅の窓からの風景写真は、写っている建物とその向きなどによって、あなたの住んでいる場所が分かる可能性があります。
  • 学校や職場で撮影した写真は、制服や校舎・建物などから、あなたがどこに所属しているのかが分かります。

どのような被害があるのか

では、ネットストーカーに会ってしまった場合、実際にはどのような被害にあう可能性があるのでしょうか。

あなたに憎悪を抱いている相手の場合

 あなたの投稿を掲示板等に拡散し、同じように憎悪を抱くよう他人を扇動されてしまう
 
 インターネット上で収集されたあなたの個人情報が拡散されてしまう
 
 収集された個人情報を利用し、知らない間にサイトの会員登録をされてしまう
 
 個人情報を利用し、物理的な嫌がらせにあう(出前を大量に注文する等)
 
 あなただけでなく、家族や友人など関係者に対しての嫌がらせが行われる

あなたに好意を抱いている相手の場合

 あなたの投稿を常に監視され、趣味嗜好や交友関係などのあらゆる情報が収集される
 
 あなたの住んでいる地域、よく利用する店舗や場所に実際に訪れる
 
 物理的なストーキングをされる
 
 自宅を特定され、待ち伏せされてしまう

ネットストーカーの被害にあわないためには

個人情報以外に気をつけることは?

<自宅周辺を特定できる情報を含む投稿を行わない>

  • 自宅から見える風景写真、風景写真に写る電柱などの住所表記
  • 「○○っていう建物のすぐ近くに住んでる」
  • 「いちばん近いスーパーは○○の△△店」

<生活パターンの詳細を公開しない>

  • 「いつも○時にはこの店でランチセットを注文している」
  • 「買い物は○時頃に○○店に行くことが多いかな」
  • 「○曜日は必ず○○ジムで泳いでいます」
  • 「帰りはいつもこの道を通って帰っている。いつも○時ぐらいになってしまう」

<今いる場所や店舗を特定できる情報をその場で投稿しない>

  • 投稿する際は別の時間帯にする
  • どこにある店なのかを特定できないようにする
  • あなたを特定できる写真(顔や服装全体)をその場で投稿しない

最後に

インターネット上に写真や文章を投稿することは、自分が考える以上に多くの人に多くの情報を与える可能性があります。

よく訪れる店舗やその日の天気、帰り道の情報だけでも、あなたに狙いを絞ったネットストーカーにとっては、あなたを特定するための情報になります。

思わぬトラブルに巻き込まれないためにも、投稿する前にもう一度内容を確認するなど、細心の注意を払いましょう。